車 中 泊 テ ク ニ ッ ク の 紹 介

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 最終改訂2019/6/7
改善前                 
 
全国を旅して回るのに、まず必要なのが宿泊代や食費、お風呂などにかかる諸経費です。これらを最小限としながら、でも快適に過ごせる、エコノミー症候群にならない車中泊のテクニックを紹介します。  そしてその車中泊テクニックは、 その都度改善していきます。
 愛車は、スズキスペイシア、軽自動車である。以前は、プリウスに乗っていたが、出だしが遅く車内は狭く、いいのは格好と燃費だけだった。
 2018年5月にスペイシアに乗り換え、年間30,000㌔、日本全国への出張やお城巡り等に活躍している。
 上の写真、車内が暗くて見えにくいが、車室右側にロードバイクを収容している。そして左側にベッドを造作し、そのベッドの下には引出し式のキッチンを設備している。さらにベッドとロードバイクの間にスペアタイヤを立積みしている。以前旅先でタイヤがバーストしてしまい、パンク応急キットでは役に立たなかった苦い教訓からタイヤを積んでいます。
 
 改善前
 青海島へ  北海道へ  
 こんな風に車を車中泊仕様にして日本全国(ちょっとオーバー)、ロードバイクを積み込んで旅をした。
北海道、奥州、琵琶湖、萩、津和野、角島、青海島、しまなみ海道、島原半島などである。
おかげで、いろいろなところを巡ることができたが、行く先々でいろいろなハプニングがあった。パンクで延々十数キロ歩かされたり、雨で中止を余儀なくされたり、全身ずぶ濡れで走るなど波乱万丈の旅でもあった。
また、当然ながら車を置いていくので、そこに帰ってこなくてはならない。
しかもバイクに快適に乗れるのは年間いくらもない。冬場は、バイクは積まないが、空いたスペースがもったいない。
一方、キッチンは基本外なので、雨になると料理や食事が出来ないし、冬は寒くて出られない。
バイクを積んで九州まで行っても、雨続きで一度も下ろすことなく帰ったこともある。バイクを持って行って思いっきり走れたのは、年間いくらもない。それなのにスペースの半分以上を占めている状態にとうとう嫌気がさしてしまった。
 
そこでロードバイクの積み込みをやめて、その空いたスペースにキッチンを設備するオーソドックな車中泊スタイルに変更するこことした。

 車内を改造するにあたり、以下の点に留意した。
① キッチンを車室内とする。
② 夜間も作業できるよう電源を確保する。
③ 天井裏収納スペースを設ける。
④ スペアタイヤが邪魔。
 ということで、どんな風に改善していったかをお見せしよう。
 
 護衛艦来航  青の洞門
 車中泊の様子  
 まず天井裏に収納スペースを設けるため、ホームセンターで、2X4材を調達し、11本の柱を立て梁で結合させた。これで天井収納を確保した。
 次にネットで小型の電源(ソーラー)を購入し、取り付けた。これで夜間でも快適に過ごせるようになった。また邪魔なスペアタイヤは、ベッドの下に格納した。
 この状態で三ヵ月ぐらい運用し、その都度悪い点を改善してきた。改善点の多くは、運行中に天井からの落下、振動による音鳴り、モノ探しなどであった。
 しかしいつも頭の中に心配がよぎるのは、車検の時にどうするかということと、事故を起こした場合、改造に当たらないかなどのリスクである。
そこで抜本的に改善することとした。
 
  
まず現状において利点は、
①天井収納は物をたくさん積め重宝。
②物の指定席化は、探す手間がなくなった。
 更に物を固定化することで落下が無くなった。
次に反省点は、
①車検や保険を考慮していない。
②重量が増え燃費が悪化
③ベッドがあるため一人乗りであること。
④コンロ使用時に湯気で窓が結露する。

これらの点を考慮して次の改善を計画した。
① 車検時に簡単に外せるようにする。
② 重量を抑えるため合板の使用を控える。
③ ベットは伸縮式として助手席は空けておく。
④ テレビや冷蔵庫を使用できるようにする。
⑥ 真冬&真夏への車中泊対応を図る。
などである。

 ということで、どんな風に改善していったかをお見せしよう。
 車中泊の様子
改 善 後 
 組み立て式ベッド  
 まずベッドからご紹介します。
車のスライドドアを開けて撮影しています。
従来ベッドは固定式だったので、助手席に誰も乗ることができず、いつも同乗を断っていた。またベッドを車から降ろすとき腰を痛めないか心配であった。
 そこで、
走行中(助手席使用中)は、このようにベッドを折り畳んだ状態にします。ベッドは四分割でき、車検のときは簡単に外せるようにしました。ベッドの下には、スペアタイヤを格納しています。
 ベッドの展開  
 寝るときは、助手席を倒してベッドを伸ばします。この状態で全長170cm(max190)になります。
この上にウレタンマットを敷いて寝ています。なお幅は、60cmです。

 はじめは、板の隙間がマットを通し背中に当たり、眠れないこともあったが、その点は改善できています。
 キッチン  
 次はキッチンです。カセットガスコンロを板に固定しています。コンロの右隣のボックスは、ポータブル電源です。AC,DC又はソーラーでチャージできます。本来この場所は、冷蔵庫のスペースですが、重たいので普段は車から降ろしています。
ポータブル電源は、照明、パソコン、DVD、換気扇、扇風機、スマフォなどの充電に使っています。

 車中泊で大変なのが、夏の暑さと冬の寒さ、それに雨降りである。これから夏になるので、暑さ対策が急務である。それには冷風機や換気扇、網戸を装備した。

 天井収納  
 キッチン回りです。温度計、消火器、ランタン、タオル掛け、歯ブラシ、アースなど、基本的にこれらのグッズの置き場所は指定席かつ固定化しています。車中泊すると、物をどこに置いたか皆目分からなくなり、年中何かを探していた教訓から、このように置き場所を固定し、走行中の揺れや傾きに負けないように、ペットボトルを切って板にねじ止めし、その中に置いてあります。

 天井裏の収納は、100円グッズを利用して据え付けました。つっかえ棒にドリルで穴を開け、針金等で車に括り付けました。緑色の横棒は、園芸用の支柱です。適当な長さに切断し、穴を開けてつっかえ棒とつなげています。その上にやはり100円グッズのフェンスを取り付けました。軽くて気に入っています。
上部収納は、多分車検でも問題ないと思います。

 食卓  
 こちらは、バックドアの内側です。テーブルや棚など、車検時には簡単に取り外せます。右側の緑色のボックスは、ソーラーチャージャーです。こちらは容量が小さいので、スマフォ、扇風機、照明用の電源です。これらは、走行中の揺れに負けないようすべらないシートを敷いています。
ご飯は、このテーブルで食べます。
なお、冷蔵庫は、一度使用して十分冷やすことはできましたが、やはり消費電力が高く常時つけておくと電気がもたないので今は車から降ろしています。

 下の写真のコンソールボックスに置いてあるのが、ソーラーパネルです。小さいですが、勝手に蓄電してくれるので重宝しています。 

 
 
 ソーラー
 運転席収納  
 運転席上部にも収納できます。ここに置いてあるのは、フロントウインド用の銀マットと、換気扇に網戸です。換気扇と網戸の取り付けを次項に紹介します。
 大物収納  
 換気扇を紹介する前に、車室中央にも上部収納を設けています。ここは、冬になると毛布の収納場所となります。
上部収納の下のボックスは、主に食料を入れています。事故を起こしたときに単に荷物を積んでいると強弁できるか心配な点もありますが、とっても重宝しているので下ろせません。
 網戸  
 網戸(戸はない)を付けたところです。簡単に一分もかからずに取り付けできます。
 換気扇  
 右側の窓は、レンジがあるので強制換気用に換気扇と網戸を付けました。換気扇は、USB電源で駆動します。
心配なのは、走行中は、外さないと脱落するおそれがあるので忘れないようにしないと。それにはどうしたらいいのか検討中。
 換気扇  
 車内から見るとこんな感じにになります。上部の収納に置かれている赤い物体は、湯たんぽです。冬はこれが一番重宝します。

懸案事項だった以下の項目の検証
① 車検時に簡単に外せるようになった。
② 合板の使用を控え軽量化した。
③ 伸縮式ベットで助手席は乗れるようになった。
④ 冷蔵庫以外の電化製品が使用可能。
⑥ 真夏の車中泊には冷風機、換気扇、網戸を装備、真冬には断熱材と湯たんぽで我慢。


 せっかく購入した冷蔵庫が使えない状態ではありますが、今後の課題としましょう。
 これで車中泊テクニックはおしまいです。 この後は、おいおい車中泊料理(簡単な)の献立や、安くて良い温泉などを紹介をしたいと思います。

 
                




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